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過去ログ掘り起こし。
仮面ライダー龍騎のインペラーについて。



仮面ライダー龍騎のやりきれなさ。

(2002/12/14)

こないだの龍騎では、いきなり佐野満=インペラーが幸せになったり、そして死んだりと、急展開だったわけですが、インペラーファンの皆様、いかがお過ごしでしょうか。

さて、いきなり本題。

最終局面に至って、佐野満は、自らのライダーとしての存在意義、戦う目的、彼以外のライダーが一応は持っているそれを失い、しかしそれでも戦わなければならない、そんな龍騎ライダーにはあるまじき要因から、戦いに臨んだ。自ら望み、戦うわけではない。龍騎ライダーとして、それはライダー失格。
でも、そこに至って、インペラーは、ある意味本当に仮面ライダーらしいライダーとなった。

自らが、ライダーであること、それ自体に苦悩する。
そんな姿勢が、これまでの龍騎ライダーたちには欠けていたのではなかったか。

べつにここで、一作目さいこー、だとか、ライダーはV3までだぜ、とかそんなことを言っているわけではない。
ただ昭和シリーズの問題ではなく、クウガだって、アギトだって、かつてのライダーたちが改造人間としての己の身に苦悩してきたように 、自らがただの人間ではない、ライダーであることに、葛藤してきた(と思う)。
しかし、龍騎ライダーのだれが、そんなことを考えてきただろうか。

なぜ、戦うのか。
戦いの理由、正義の根拠は、一つではない。
それはわかった。しかし、結局は傷つけあい、殺し合う、そんな中で、「仮面ライダーである己の身」に思いを馳せる者が、龍騎ライダーの中にいただろうか(いたけど記憶にないだけ?)。

しかし、そのわずかな登場回数の、最後の最後に、インペラーはその「仮面ライダーである己の身」と正面から向き合わざるを得なくなる。
その身の最期に至り、彼は仮面ライダー足り得た。
結果的に、そう長々とそれを悩むこともなく彼は脱落していったわけだが、しかし、そうやって、この龍騎という物語の中で、仮面ライダーとして、彼が果たした役割は、極めて大きい。

以前に述べたオルタナティブ・ゼロ=香川教授といい、あるいはオルタナティブ=仲村(神崎への復讐という要素を持つ彼も、かつてのライダー的な存在の一部と言ってもよいのではないだろうか。これについては未だ触れてもいなかったが。というか、香川教授の回の文章では無視すらしていたが)といい、旧来のライダー的要素(これは仮面ライダー1号と龍騎の間の差異だとかそういう要素と言うよりは、ウルトラシリーズや、戦隊シリーズ、仮面ライダーシリーズ、など、確実にシリーズとして継続してきているものが、そのシリーズ全体の流れを俯瞰したときに、それがウルトラシリーズなら、たとえば一期・二期・90年代などと様々に分岐しつつも、やはりウルトラシリーズとして、確固たるウルトラらしさ[それが何かはここでは触れないが]がある、それと同じ意味での、仮面ライダーというシリーズにおける仮面ライダーらしさ)を、次々登場するライダー(正式にはそうでない者もいるが)に持たせ、小出しにライダーという世界を満たしていっている、龍騎の仮面ライダーたる所以の一つは、そこに見いだせるのかもしれないが、まあ、この文章を見てもわかるとおり、今ひとつ自分のなかで消化しきれていないというか、強引な気もするのでそれはひとまずこのへんで。

ただ、そうやって、ライダー足り得たライダーが、オルタナティブ、オルタナティブ・ゼロ、そしてインペラーと、ことごとく死んでいく、それがやりきれない。
本当の「仮面ライダー」は、このライダーバトルの中では生き残ってはいけない。そんな宿命なのかもしれない。
そう、これは、「龍騎」という物語だから。そこに「仮面ライダー」は、必要ない。

と、こんなことを書き出すと、また昔龍騎がいかにライダー的であるかを語ったのと矛盾するかもしれないけど、まあ、オレ的に龍騎はぁ…とか信念を語っているというより、その都度思いつきを書いているだけのようなものなので。

あるいは、龍騎がいかにライダー的物語であるか、なんて言ったときには龍騎?そんなのライダーと認められないね、とか言う意見が多かった(気がする)のが、今では龍騎押しの声が多数を占める(気がする)ということに対する、ただのへそまがりかもしれないし。でも、龍騎は好きだよ。

なんだか今回の更新は特にわけわかんないかも。自分でもちょっと…。

あと、インペラーにしても、たとえばクウガが(たしか)そうであったように、その「仮面ライダーとしての力」と向き合うとか、そういうことではなく、前述したように「仮面ライダーである己の身」そのものと、まあ、それも本人がそれを意識して葛藤していたのかさえあやふやなのだけど…。ひょっとしたら、龍騎っていうのは、あらためて「仮面ライダー」なるものは一体何か、それを問い直す作品なのかもしれない。

と、結局お茶を濁しているある冬の日でした。
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