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国立博物館は庭のようなものなので(言い過ぎ)、土曜に今更ながらぶらぶらと皇室の名宝(1期)を見に行ったら、見すぎて知恵熱でも出たのか日曜は頭痛が酷くて死ぬかと思った。

http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=6890
http://www.bihana.jp/

まずは伊藤若冲の部屋が、それはもうすごいことになっている。
冒頭の解説で"いまや江戸を代表することになっている伊藤若冲"くらいの書き方をされていて、ちょっと遠回しに何か言いたそうに見えるのは、きっとぼくが恣意的すぎるんだろうけど(何事においてもそうだ…)、この何年かの若冲人気の過熱はちょっとすごすぎる。
たしかにぼくも若冲は神で天才で大好きだけど。ここまで来ると素直にそういうことは言いたくない。
河鍋暁斎も京都国立博物館での展示で同じくらい人気が出るかと思っていただけどそこまで伸びないし、こないだ国立(東京)でまとめてやっていた琳派も見た時には天才すぎて死ぬかと思ったけど、世間は案外静か。まあ、どっちもほどほどくらいがちょうどいいけど。
その一方、若冲人気は行き過ぎなくらい熱い(気がする)。

そんなこんなで時代の気分はとにかく若冲。

ということで、話は戻るけど、若冲の動植綵絵・三十幅勢ぞろい(死ぬまでに一回見といたほうがいい)の、若冲祭りとでもいうべき若冲部屋がとにかく熱い。観客のヒートアップと立ち話の生半可な知ったかぶりも熱い(これは最近テレビで詳しく放送したことも影響しているかも)。

と思ったんだけど、こってりした濃厚な若冲体験の反動か、その次の部屋の奥に並んでいる酒井抱一の花鳥十二ヶ月図が素晴らしく心地よすぎる。人の波も多少薄れてちょうどいい。

満漢全席の脂っこいところを全部寄せてお腹いっぱいなところで、温度低めで薄めのお茶を三成が持って来たくらいの清涼感。

琳派大好きっ子(と今勝手に名乗りました)のぼくだからそう思ったという話でもないようで、グッズ売り場で抱一の十二ヶ月カレンダーがかなり売れているようなことを小耳に挟んだのは、単に十二ヶ月図がカレンダー売り出しの季節にぴったりだったからというだけの話とも思えない。
あ、あとポストカードも抱一の二種のうち一種が完全に売り切れていたし。

いや、しかし、やっぱり今あらためて件の抱一・十二ヶ月カレンダーを見てもつくづく美しい。もっと買っておけばよかった。このクオリティで600円くらいって安すぎる。

もはや、かの若冲祭りは、酒井抱一を引き立てるための前菜に過ぎなかったんじゃないかとすら思っている今日この頃。
パンフレットやら何やらの案内には、抱一のほの字も出て来ませんけどね…。
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