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「DlME」増刊男性向け料理誌「料理やろうよ!!」(←アフィリエイトではないので思う存分クリックして見てみてください)
という、雑誌というかムックのようなものを先日コンビニで見かけ、ふと何かに導かれるように立ち読みしてみたのですが、これがまたなんとも居心地が悪い。

料理ができる素人男性が何人も出てきて、自分たちの得意レシピを大公開☆という内容なのですが、ひとまず本当に彼らが作った料理・あるいは彼らオリジナルのレシピなのかはさておくとして、というかそれはどうでもいいことで。何がこの不思議なザワザワ感を掻き立てるのかといえば、料理本のように存在していながら、個々のページを見ると、半分以上が素人男性の(飯以外の)日常の紹介、そしてその後ようやく料理に入るという、なんとも言いがたい構成。一言で言うならば、微妙だ、微妙。

たとえば最初の見開きで、休日はサッカーやバレーに励む青春オヤジや、子供を背中に乗せて腕立て伏せをするやさしくたくましいパパ、ハードゲイのような佇まいでバイクを乗り回すちょい不良オヤジなどなど、DIME世代(って言っていいのか?)の理想のオヤジ像を過ごす一点の迷いもないハッピーな姿を十分すぎるほどに紹介した後で(もちろんキャバクラ通いが趣味とか、オナニストとか、そういう話は出ない。実際にどうかは知らないけど)、ようやく、そんなステキなダンセイたちの手料理コーナーを1ページ、みたいな。実際彼らのオリジナルかどうかはさておき。料理の写真より「ステキなパパ」としての写真の方がどなたも大きく紹介されている事実。(実物を提示できないのが非常に残念ですが、もしコンビニででも見つけたら立ち読みするといいと思います。買う必要はまったくないと思います。ちゅーか、財布が許せば大抵のものなら衒いなく買えるぼくでも、結局躊躇しまくった挙句買えませんでした。恥ずかしすぎて。)

小学館のサイトをあらためて見ても、

「おやじフットサルチームを率いる」
「家族をこよなく愛する週末ガーデナー」
「パパの威厳はラーメンで保つ!?」
「海外生活12年のワールドビジネスマン」
「ハーレー命の多忙な中年バイカー」
「笑顔作りのエキスパート」
「奥さん、息子、ワンコのためにがんばる」
「アウトドアを楽しむ達人」

など、ほとんど料理とは関係ない、なんとも背中がムズムズする肩書きに溢れた爽やかフレッシュで愉快な面々がSE・I・ZO・RO・I☆というスタイル。

そもそも特集のタイトル自体が

「巷の料理好き15名が、お得意レシピを誌上公開 料理にハマッて人生ハッピー!!」

ですからね。
男ってのは、ただ料理が好きだったり、料理が上手なだけじゃダメなようです。
それ以外に、DIME的な男らしさ、それは浅いちょい不良だったり、家庭を守る良識的なよきパパだったり、スポーツ万能でやさしく男らしいパパだったり、ご町内の人気者だったりして、さらにそのことにより一点の曇りもないハッピーな人生を送っていることが、料理好き以前に必要なようなのです。

これは、単にDIME世代のおじさんたちにとって、いまだに料理というものが"男らしさ"に暗雲を投げかけるものであり、そういったアンチ料理な価値観に対する布石もしくはバランス感覚として、敢えて(DIME的)男らしさを提示しているのか(まさかな…)、それとも、料理も含めマルチな趣味と才能(たとえどんなに浅くても)を持つことをDIME的男らしさとして提案しているのか(キモいな…)。
あるいは、男女の意味において右傾化しつつあるように見える現代が、静かに提唱しつつある"オトコ"が"オトコ"であることに無意識的にであれ執拗にこだわる意識が、DIME的なカタチで、表出したものなのか。(上下両層からの、"オトコ"であることの過剰な意識については、過去にちょっとだけ触れました)。

たぶんそんなDIME的オトコ感(メトロセクシャルに近い気がするけど)をベースにした、というか、そんなDIMEなりの解釈でDIMEなりに精一杯提示した、現代的"オトコ"の料理ってことなのかな。
「男の料理」という言葉が昔っから嫌いで嫌いで大っ嫌いだったのだけど、その理由の一つに、ちょっとだけ近づいている気がする今日この頃です。(最近ではますます嫌いになっています☆)
(以下、思いついた事をそれなりに。)
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ちゅーか、そういや"オトコ"の料理あるいはグルメ(失笑ものですが)系ブログでも、たとえば「下町」のような妙な付加価値をつけることが好きな人って多いんですよね。DIMEさんに限らず付加価値が好きというか、何か冠をつけないと不安で仕方ないのかもしれない。何者でもない自分では、とてもやっていけないんでしょうね。
ほんと、ただ単に飯だけじゃだめなのかい。そうか、だめなのか。

ちゅーか、今更あれだけど、"オトコ"じゃなくてもいいじゃん。オカマでもいいじゃん。その方がいいよむしろ。なんで"オトコ"でないと目されることに恐怖を感じるんだ。どうでもいいけど。

=====
ちゅーか、DIMEバックナンバー(参照)をちらっと見ても「実は料理の腕を磨くと、ビジネスに必要な段取り力がアップするって知ってました?」とか、もうなんちゅーか、すごーくいやらしいこと書いてるし。なんだよそれ。いいじゃんべつにビジネスとか関係なくったって。たぶんあたいだって料理はそれなりにできる方だけど、段取りは人並みはずれて非常に悪いよ。それじゃだめなのかしら。やっぱり料理だけじゃ"オトコ"じゃないのかしら。と、敢えて軽くきれてみることで見えることもあるのでこういう書き方しておきます。

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ちゅーか、時々髪切ってるときに時間が空いたりすると店員さんが雑誌をもって来ることがあって、その場合大抵penかDIMEなんですよ(本当は女の子のファッション誌がいいんですけどね)。
penなら普通はいくらでも読めるんだけど、DIMEだとすごく困る。困るというか、どこをどう読めばいいのかわからなくなっちゃう。大抵の雑誌ってのは、まあ、それなりに売れているものであれば、どこかに読むところはあるんだと思うけど、DIMEは困る。読むところがなくて困る。LEONも困るかもしれないけど。DIMEって、あれはいったい何なんですか。何の雑誌なんですか。「ビジネスピープルのためのトレンドマガジン」ってどういうことなんですか。家電好きのメトロセクシャルって感じですか?いや、まったくわからん。…いや、言いたいことはわからんでもないけど、それ言っちゃうとアレなので認めない。あんなの、読む人いるのか。まあ、"オトコの料理"とか平気で言う人は好きそうな雑誌ではあるかな。

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ちゅーか、前出の料理なんちゃらというムックに戻るんですが、実はいつも行くコンビニでは女性誌のコーナーに置いてあったんですよね。右側に男性誌、ATMを挟んで左側に女性誌と、完全に分断された中での、女性誌ポジション。
単に店員がアレなだけという見方もできますが、ひょっとしたら、実はあれって、"オトコ"向けではなく女性向けだったんでしょうか。

あらためて考えてみると、このムック形式の女性版が出たら、ああ、うん、ぼくは、買うかもしれない。きっと買う。

かわいらしいOLさんのほのぼのした日常と、早起きして作ったランチボックスの中身。うら若き美人妻の気怠い昼下がりと、がんばったけどちょっと失敗した夕食。平日はツンツン働くキャリアウーマンが、デレデレしながら作る休日の本気な料理と、ギャップの提示。
そんな料理ムックが出たら、ひょっとしたら、バカな男は騙されて買っちゃうかもしれない(べつにエロじゃないです。健全です。脱ぎません。念のため)。というか、不気味な"オトコ"たちがぞろぞろ出てくる変な本より、はるかに女子勢揃いの方が需要がある気がしてなりません。
そう考えると、あくまで"オトコ"の視線からですが、理想の"オトコ"(とてもそうは思えないけど)を提示しているはずのDIMEさんのムックは、女性向け料理読本なのかもしれません。

良識的に考えれば、ぼくの言っていることは間違っているのでしょう。
でも、料理なんちゃらムック的な"オトコ"たちってのは、ちょっとクリーンすぎて、男からみるとどうも胡散臭く居心地悪く、ちょっと受け入れがたい気がしてならないわけですよ。もちろん、そう思わないようなピュアな人たちが、"オトコ"の復権を掲げてビジネスピープルのためのトレンドマガジンを読んだり、メトロセクシャルを目指したりできるんだろうけど。

たぶん女性が見ても、気持ち悪くてあんな本買わないことはわかっているんですが、敢えてこういう形で疑問を残しておきます。

=====
ちゅーか、いかん、こういうこと書いてると自分が思いっきりこの右傾化男性復権時代にズブズブと足をつっこんでしまう……。

ということで今日はおしまい。

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おしまいの前にもう一つだけ。思いついた順に書いているので、めちゃくちゃなのはごめん。

ちゅーか、アレな"オトコ"の料理とか主婦の皆様の料理とか、そういうレシピサイトについて、常々思っていたこと、あるいは飯サイト(更新停止中)でも何度か言ったかもしれないけど、そもそも、大半がとてもアレ(ちょっと柔らかく書きました)な画像であることはさておき、レシピとか平気で書きやがるけどさ、いいのかい?ちらっちらっとさっきあらためて(少しだけ)見てきたけどなんちゅーか、べつにその人だけの創意工夫があるわけでもなく、どう考えても『オレンジページ』(殆ど読んだことないけどてきとーに言ってます)とかそういうレシピの転載ですよね。『今日の料理』かもしれないし、昨日バーミヤンで食べたものを分析したのかもしれないけど。出所の問題ではなく、ついでにべつに丸写しとか意図的に盗作という話ではなく、いわば「コピー」または「受け売り」ですよね?ですよね?(ちなみに、ちょっとアレンジしたから盗作じゃないとか堂々と言っている人がいました。その根性は、最近人気のどこかの画家に通じる強さがあって素晴らしいと思います。うそです。)

実はぼくも、飯サイトとは別のところで、ある人の要求によってレシピを少しだけ書いたことがあるんだけど、もちろん自分なりの解釈とか、手を加える部分は多々あるにせよ、基本的に自分が作り上げたものではないレシピ、どこかで聞きかじったり見たり、あるいは外で食べたものから得たデータをもとに解釈したり調整したレシピを公開することには、かなり戸惑ったんですよね。結局いろいろあってそれはやめちゃったけど、何もなくても、もう続けるのは半年くらいで限界でした。

それでもレシピブログはどうやら増えていく一方のようで。
でも、たとえ法が(レシピについての権利が不明確な現在では)それを許したとしても、彼ら自信はそれを許すのだろうか。まあ、許すからそういうことになってるんだろうけど。ぼくにはもうできない。思い出すたびに死にたくなる。いや、ほんと、やめたほうがいいですよ。

あと、ぼくはレシピを読まないというか、読めないというか、読まなくても美味しいものが作れるというか、普通の料理であれば計量は必要ない人間なのでこう思うのかもしれないけど(そのせいで、かつて書いたレシピもかなり読みづらいものだった気がします。分量とかほとんど書いてなかった気がするし。もちろん、意図的にだけど。でもそこでいろんな人と意識がずれたのも事実)、そのへんの素人ブログのレシピ見てそのままつくるようなやつは、結局まともなもの作れんだろ、まじで。

=====
あと、この機会にもう一つ。

若手レシピブログやら料理ブログやらの人って、よく、あの、「味霸」っていうんですか?うぇいぱー?それ、つかってますよね。あれ、ちょっとぼくは触ったことないんですけど、いったい何なんですか?何か誤解してたら申し訳ないけど、そんなのレシピに載せるの恥ずかしいからやめた方がいい気がします。なんか、うわ、またか!って思います。


==追記===
たぶん、"オトコ"の料理という言葉に対し、ぼくがこんなにも気持ち悪さを感じる理由の一つは、それがいまだに、モテと同時に語られるということにある気がします。

料理ができる男がモテる時代!?
↑これとかね。

そろそろ料理がアレな男は云々とか言うのは、やめた方がいい気がする今日この頃です。
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